実践情報モラル教育

来週の工学会のプログラムを見ると,情報モラル教育がトレンドとなっているような気がする。授業におけるうちの院生の課題が情報モラルということもあり,以下の本を読んでみた。

実践 情報モラル教育―ユビキタス社会へのアプローチ

実践 情報モラル教育―ユビキタス社会へのアプローチ

34ある「情報モラルの道しるべ」,後ろのほうにある教員研修の実態がとても参考になる。実践は今は蓄積段階と言ったところだろう(だから学会発表も多くなるのかな)。
新しいメディアとの付き合い方もあるが,コミュニケーションの本質を学ぶような学習でないといけないように思う。この問題に対しては,少なくとも僕はそうしたアプローチをしたい。だから,狭義にとらえられ,掲示板でのディスカッションや携帯電話のみにシフトしてしまうと僕は危ないかなと思う。もちろん,それを通して普通のコミュニケーションを考える有用なツールにメディア(特に新しいもの)はなりそうである。