2012-01-01から1年間の記事一覧

ICTを活用した授業改善に取り組む中学校への訪問(2)武雄市立山内中学校

12月25日に武雄市立山内中学校を訪問した。同校の授業研究会でお話をさせていただいた。 佐賀県もそうだが,武雄市全体でもICT活用に力を入れている。本校には,かかえる小学校区のひとつに山内東小学校というフューチャースクールの学校があり,将来的には…

ICTを活用した授業改善に取り組む中学校への訪問(1)佐世保市立広田中学校

今月もまた,2つの中学校を訪問する機会があったので,まとめておきたい。 12月17日には,佐世保市立広田中学校へ行ってきた。佐世保といっても中心部からは離れている。EXILEのTAKAHIROの母校だとか。学校の研究としては,佐藤学氏の提唱する「学びの共同体…

前提条件の異なる学習者への対応(教育方法・技術論)

教育方法・技術論という授業を担当している。ここでは,授業設計やその工夫について学習する授業である。全15時間中2時間のみ,教育の情報化を扱っている。 受講者は100名超,うち20数名は昨年度「ICT教育法」という授業を受講済みである。ICT教育法を受講し…

大学院で勉強する

先週土曜日,大学院の2次試験があった。うちの教職実践専攻としては,3年ぶりだと思う。最近,大学院自体の増加,経済面などからどの大学も受験生が集まりにくく,苦戦をしているところが多い。 もし大学院へ行こうと思っている人がいれば,基本的にはおすす…

協働学習とICT(学習情報研究11月号)

学習情報研究という雑誌が奇数月に発行されている。学校現場におけるICT活用や情報教育の実践がたくさん載せられている雑誌である。私もこれまで,数度原稿を掲載させていただいた。 本誌の11月号においては,2本立ての特集のうち,ひとつが「協働学習とICT…

近況

11月も終わりそうなので,少し近況を。仕事借金を返済中です。完済できるようにがんばります。 10月29日は鳥取県教育センターでインストラクショナルデザインに関する研修+ICT活用について。内容を詰め込みすぎたので,今後実施する場合はどのように削って…

教育方法・技術論課題

どうも,数日前から授業の課題にこまってアクセスしてくる人が多いようで・・・ こちらにファイルはあります。→寺嶋のホームページ

長与中学校公開研究会

長与中学校で授業公開研究会が行われた。テーマは電子黒板の活用と教えて考えさせる授業。学校に行って,県教委の方から五島の三井楽の話などをうかがった。また,長与町の黒田教育長とも色々とお話した。 公開は2コマの間に,全教科行われた。本多教頭の案…

電子黒板活用および教えて考えさせる授業に関する公開研究会(長与中)

長崎市のとなり町,長与町にある長与中学校,10月26日,公開研究会がある。 主なテーマは2つあり,ひとつは電子黒板にはじまるICT活用,もうひとつは長崎県で推奨されている「教えて考えさせる授業」である。 同校はかつて,文科省の電子黒板のモデル校にな…

大学院授業の公開

教職大学院が5年目を迎えるにあたり,外部評価を受けるというのがひとつのシステムになっている。要は大学院のカリキュラムや学習環境がきちんと整備されているかどうかなどの評価を受け,基準を満たしているかが調査される。 その一環で,外部から来られる…

研究発表会のお知らせ

平成24年度文部科学省委託 「国内の ICT 教育活用好事例の収集・普及・促進に関する調査研究」に企画委員として参加している。その研究発表会が,11月6日(火)に福岡で予定されている。模擬授業やデジタルポスターセッション等の催しが予定されており,単な…

事前指導オリエンテーション

今年度から事前指導の1回目を分担で担当することとなった。来年度,5月や9月に附属小学校に実習へ向かう約180名を対象に,この事前指導の位置づけや受講にあたっての心構えを説明した。説明の際には,附属校園との共同研究で作成した,教師の資質チェックリ…

大学院入試

学会も終了し,徐々に日常生活モードに移りつつある。このサイトも日常に戻していこう。 本日は,大学院入試が実施された。 全国の教職大学院は,軒並み2次募集3次募集などがあるが,幸いにも本学はこの数年,そうした自体は免れている。本日も現職教員を含…

コーディネータの条件ー学会直前に学んだこと

13日を皮切りに,5日間大会が続く。15日からの学会参加者も実はあまり知らない事実である。 13日は国立大学教育実践研究関連センター協議会の理事会が夕方にある。14日はその本体会がまる1日。全国の「実践センター」と呼ばれる教育総合実践センターの方たち…

投稿テスト

投稿のテストです。Facebookとの連携を確かめます。

第38回 全日本教育工学研究協議会全国大会(金沢)

日本教育工学協会による標記の研究大会が,11月2日,3日と実施される予定である(web)。この協会に関係したセミナーを,昨年度長崎にて実施させていただいた。その全国大会だ。教育工学会が,研究者,大学院生が中心なのに対し,本体会は初等中等教育の学校…

日本教育メディア学会に参加

8月31日,9月1日と東北学院大学にて日本教育メディア学会が行われた。友人の稲垣くんが所属しているが,実は行ったのは初めてである。 前日(30日)の理事会は,ちょうど任期3年のおわりにあたる理事会。そして,この度継続して理事を務めることになったので…

学会終了

とうとうはてなも先日投稿したものしか見えなくなってしまった。 昨日までに,学会の発表は終了し,本日は学校訪問。郊外の学校を訪問し,コンピュータ上の教材等の説明を受けた。 午後はクロージングセレモニー。 合間はメール処理で四苦八苦。 夜は懇親会…

発表終了

ICoME2012がはじまった。今回はなんと10回目。僕は参加ぐらいしかしていないが,このような国際会議を継続させるのは難しいことだと思う。 午前中はkeynoteが2件。IWBの研究の話などもあったので,またチェックしておきたい。 午後からは自分の発表。最近成…

はじめての中国へ

ICoME2012という国際会議に参加するため,北京へやってきた。中国ははじめて。世の中の流れが流れだけに,少し心配しながらやってきた。北京といっても近いようで,あまり近くもない。朝自宅を出発。福岡空港へ出て,中国国際航空にて,大連を経由し,到着は…

先生のためのデジタルテレビ・ICT活用講座(富山)

7月26日の午前中,富山県総合教育センターにて,標記の講座を実施した。旧来は「教え方教室」と言っていたものである。昨年度同センターにて講演をさせていただいたのと,年7回ほどある日本放送教育協会主催のこの講習に概ね1回は登壇しているため,双方…

中学校におけるICTの活用ーふたつの学校に注目

校内研究一般もそうであるが,ICT活用の教育実践研究に関しても,中学校でどのように進めていくかは大きな課題である。 この中で,私の訪問したふたつの中学校がそれをテーマに取り組んでいる。 ひとつめは,長崎県長与町立長与中学校。ここは,かつては電子…

市町村立学校のICT活用促進フォーラム(熊本)

もうだいぶ前になったけれど,すこしずつ書き足していこうと思う。 この後,あんなに豪雨に見舞われることになるとは思わなかった熊本へ,7月11日,標記のフォーラムの登壇者のひとりとして参加した。 清水先生の基調講演や総務省の方のお話を通して,フ…

つくつたワークショップ

この夏,以下のようにワークショップを企画しております。 よろしければ,参加をご検討下さい。 「つくつた」の情報は,コチラをご参考に。 ====================================「タブレット型情報端末を活用した授業…

教員免許更新講習がはじまる

自分が担当している教員免許更新講習の講習が始まった。「教職についての省察」というかなりどでかいお題に対して担当し始めて3年目になった。講習の実施の仕方等についてもこれまで提案してきたのだが,折り合いがつかず,今年度は5回の担当となった(昨年…

パナソニック教育財団・実践研究助成式

東京・有明で行われたパナソニック教育財団の実践研究助成式に参加。近年は特に申請数も増えているようだ。助成を受けた学校の実践研究は年々レベルもあがってきているように思う。 今回,式の後半では,車座ディスカッションが催され,私はアドバイザーとな…

研究会発表および科研打ち合わせ

秋田大学において,日本教育工学会の研究会に参加。以下について発表した。 寺嶋浩介・市川尚・稲垣忠・鈴木克明(2012)教職科目における「授業設計マニュアル」に基づいた指導上の課題の分析 『日本教育工学会研究会報告集』JSET12-2 pp.25-28. (2012年5…

教職大学院中間発表

新年度が始まってまだ1ヶ月少しと間もないが,教職大学院の中間発表会が行われた。対象は,本年度修了予定の2,3年プログラムの大学院生である。これまで1,2年生時の実習等での取り組みや今後の方向性を彼らは語った。 発表のレベルは年々あがってきているよ…

高槻市立芝谷中学校を訪問

高槻市立芝谷中学校を訪問した。同校は本年度,パナソニック教育財団の特別研究指定校に採択された。この制度は2年間に渡り,資金の助成を受け,継続的にICT活用に資する学校研究を進めていくプロジェクトである。この特徴のひとつに財団が指定するアドバイ…

ICT活用好事例の調査報告

企画委員として関わった平成23年度文部科学省委託によるICT活用好事例の調査報告がWebで公開されている。今回は,各事例の文面の資料だけではなく,映像事例や,昨年度の各ブロック大会の報告もある。事例としては一番新しいものなので,ご覧頂きたい。