教職大学院中間発表

新年度が始まってまだ1ヶ月少しと間もないが,教職大学院の中間発表会が行われた。対象は,本年度修了予定の2,3年プログラムの大学院生である。これまで1,2年生時の実習等での取り組みや今後の方向性を彼らは語った。
発表のレベルは年々あがってきているように思う。また,子ども理解・特別教育支援コースの学生は発表もそうだし,質問も積極的に行うことができていたのがよかった。
しかし,総合討論となると教員を含めて話が分散してしまうところは課題が残ると思った。理論について習熟していないうえ,それぞれ自分なりの実践研究パラダイムで語ることが問題だと思う。土俵は違っていても良いから,出来るだけその違いを認識し,理解のうえで議論に参加することが必要だと思った。また,こちらもそれができるための環境づくりをしていかないといけない。とにかく,大きな話になってなんだか話した気分になることが教育研究としてはまりやすい落とし穴かなと思った。