附属小学校公開研

昨日・今日と実施されたが,今日の一部しか行くことができなかった。一つ見たのは3年生社会。「長崎は好きか」というテーマで,これまでの取り組みを深めながら,もう一度判断しつつ自分なりの意見を出す。以前の自分の意見と比較し,多角的な視点から意見を出せているかどうかを確認するというものだった。先生が紹介された,客観的なデータによると,750ほどある都市の中で,長崎は「住みやすさ」では500番台半ば,行ってみたい都市では5番であったということだ(1位は京都だろうか?)。思考力・判断力の育成について紀要に書かれてあったように思う。そのための手立てはもっとあってよいかなと思った(ただこれは前時までにはいっていたのだろうと思う)。続いて6年生の総合的学習は「郷土愛」がテーマであった。郷土愛について考えさせる。こちらも3年生と似たような形。今まで長崎の人へ取材を行ってきた。その中で外部人材の印象的な言葉や振る舞いを抽出しつつ,それらの思いに共感することを通して郷土を愛することの意味を考えさせる授業であった。僕はこういう情意面に大きくかかわるテーマはそれに付随した活動から児童の中に生まれてくるのであって,正面に持ってくるのはなかなか難しいかなと思った。活動自体はこのあと「長崎人博物館」というビデオを作る計画になっているようなので,それを全面に押し出しつつ,内省させるような授業を作ったほうがよいように思った。正面に持ってくると郷土愛なんて否定することもできないし(しかも附属の子だしね)。
なかなか行く機会がなかったので行ってよかったと思う。人がいっぱい。盛況でした。