附属中公開研

附属中の公開研に行ってきた。古くから独自のカリキュラム開発が進んできた学校であるが,現在も文科省の研究開発学校である。教科以外の学習は毎時間頭に5分ずつモジュール学習としてBEST(100ます計算とか)というのを実施し,あとは「自己探求」という発展的な選択学習のような,総合的学習に近いような,そんな授業を実施している。脳科学に基づいたカリキュラム開発をうたっていて,川島隆太先生なども過去には講演されている。ちなみに今日の講演者は立命館の陰山先生の予定。
午前中の実践授業は技術の授業に参加した。スパムとかチェーンメールとかのメールに関する情報モラルの問題を扱っておられた。先生は僕よりも若い先生。多くの目にさらされるから大変だ。2時間目は自己探求。統計学入門とか,国際理解,合唱など外部人材が入りつつ(多くはうちの学部の先生)授業を進めていた。実習時期なので,学生もかなりいた。
午後からは各教科別の検討会があったが,僕は特に教科があるわけでもないので大学に戻ってきて仕事をしている。今は行くことくらいしかできない。
文科省の開発学校としてはBESTに特徴があるが,今通常の学校のカリキュラムでもやろうとすればできない範囲でないこともない。もっと思い切ったことをやっても良いのかもしれない。
補助に入っている生徒の礼儀ただしさ,休憩所に張ってある模造紙(新聞形式の作品)における生徒のタイトル付けのよさ,後ろからではなく前から授業見ているうちの学部の数学教育の学生,などが印象に残った。数枚写真を撮ったが,今ではプライバシーもあるのでここに掲載するのはやめておこう。