ICT活用と教室での学習の組み合わせ


相模原市東林小学校を訪問した。エプソン・チルドレンライブラリの研究利用校のひとつである。東京書籍5年生の「一枚の絵から」を題材に授業が進められていた。授業者は中川塾出身の木村先生。
教科書にも取り上げられている一枚の絵をいくつかに分割して,チルドレンライブラリにストックし,それを子どもが利用する形で数ページにわたる物語を作った。その作業の前には教室内で物語文の特徴を確認し,作った後はクラスメートとの議論でその話を修正する(議論をしたのが本時)。チルドレンライブラリを活用することで教師の作業が楽になり,多くの子どもがある程度の長さの物語を作れたという。
いくらICT活用が進んでも,すべてパソコン教室で授業を展開することにはならないだろう。ICTは教室学習を活性化させるエッセンスである。その意味で通常の教室での授業との組み合わせ方のヒントを見た気がした。