コミュニケーション能力育成プロジェクトの実践研究スタート

佐世保における同プロジェクトの授業実践がスタートした。本日は市内のとある学校,6年生の授業(国語)を参観した。
立花隆氏の「人類よ,宇宙人になれ」を題材に,「人類は宇宙に進出すべきか,地球にとどまるべきか」という立場を各自が文章をもとに,自分の考えも加えて,他の子どもに紹介し,様々な考えを確認した上で,次時のパネルディスカッションにつなぐ,という授業であった。
授業終了後に各メンバーが授業時に付箋紙に書いたコメントをもとに議論を繰り広げたが,ただ単に感想に終始するのではなく,本当にねらいを達成することができたのか,そもそもねらいを明確にすることができていたのか,子どもの様子はどうだったのか,教師の取った手立てなどを検討することができた。
一番驚いたことは最後に述べた指導主事の言葉であった。「授業とは関係ないですが・・」と切り出した上で,自分の専門が美術であり,そのクラスの絵を見て,クラスの子どもをどう見たかをコメントされた。
自分もそのクラスの掲示物はまず見るようにしているが,クラス間の違いはわかっても(恐ろしいまでに指導の違いはよくわかる),専門的な知識がないため,子どものことまでは見えてこない。次にこの先生とご一緒する機会があれば,絵の感想をまた聞いてみたい。