テレビの嘘を見破る

テレビの嘘を見破る (新潮新書)

ドキュメンタリーがどのように撮影されているのかを自らの体験を踏まえつつ述べ，「やらせ」との関連を考えている。
後半では「やらせ」問題として有名になったムスタン王国の事例を出して，各場面を取り上げながら，筆者自身の意見を述べている。再現，誇張などの異なった言葉をいくつか用いながら。
ただ単に2分法で考えないところが興味深い。映像リテラシーの重要性を述べているが，もう一歩深めて，ではその中で何をやればよいかも触れて欲しかった。
昨年は読書量が少なくなったので，今年は多読を心がけたい。