情報のさばき方

情報のさばき方―新聞記者の実戦ヒント (朝日新書)

著者は現在，朝日新聞の編集局長とのこと。本書はいわゆる情報をどのように管理するか，というよくあるテーマの本だ。
この手の本は散々読んできたが，類書とはアプローチが異なっており，また自らの仕事から出てきたものであるから，読んでいて納得させられる部分も多い。ひとつの情報に対する取材は質的な研究方法に通ずるものを読み取ることができる。
さらにメディア論的な視点から見ても，このような人たちがどのような仕事を進めようとしているのかを読み取ることができるので，非常に参考になった。