3年間の研究が終わる

箕面市立萱野東小学校にて,校内研究会が行われたので参加した。授業は算数「面積の求め方を考えよう」。これまで面積について,ある一通りの公式(三角形や四角形)のキレイな形の面積は求めてきたが,では実際にあまり形の整わない四角形などの面積を明らかにするにはどうすればよいか?という授業であった。


子どもらは自分の知識を総動員させ,各自のホワイトボードに案を書き,その案について議論をする中でわかりやすい発表や内容はどういったものなのかを考える。そして全体でも発表する。算数のことに取り組んでいるがコミュニケーション能力の育成も狙っていることになる。
事後の校内研究会では「コミュニケーション能力育成のポイント」として始めて取り組む学校がどの点に留意すればよいか,チェックリストめいたものを紹介した。当然,それは本校で3年間私が見てきたものも十分盛り込まれている。また後日,このサイトでも披露したい。
ところで,本校での研究に3年間参加し,はじめは京都から,残り2年は長崎から足を延ばしたが,今回でいったん終わり,それに基づいた上で新しい研究課題を目指すということになった。本校への訪問も最後になった。研究者としての自分を成長させてくれた学校であったと思うが,実際にこの学校の成長に寄与できただろうか。わかりやすい形で,別の現場で発展させていきたいと思う。
本校へのきっかけを取り持っていただいた堀田先生@園田学園,そして私を受け入れていただいた校長,前校長を始め教職員の皆さんに感謝申し上げます。