初心にかえって

片道1時間半(往復で3時間)の時間をかけ,佐世保にて行われた2時間(!)の会議に参加した。内容はもうすでにここでも何度も書いているように「コミュニケーション能力育成」に関する実践研究の打ち合わせであった。来年度末,現場教師が使えるハンドブックの作成を計画している。
能力の内容であるが,スキル,認知的要素(中身・メッセージ),情意面に分けられるところは参加者間で合意が取れたが,実際に計画している内容案を見てみると,スキルに相当偏っているところに気づいた。ある先生から,それでよいのだろうか,という疑問が出されたが,よくよく考えてみると,もともと長崎での事件に端を発し,プロジェクトの立ち上げは市の教育長がうちの大学に設立された心の教育のセンターに来られたところにさかのぼる。やはりスキルだけでは納得のいくものにならないだろうし,あと1年,そういう部分にも切り込んでいく必要性があるように感じた。参加者間でも合意が取れたように思う。初心にかえれたので良かったのではないだろうか。
本年度はこれで終わり。来年度に向けて,どのように取り組んでいくか。さらに検討したい。さらに授業で勝負をしたい。