宇久島に行ってきた

文部科学省「新教育システム開発プログラム」に採択された宇久,奈留,小値賀三島の「小中高一貫教育」の評価にかかわっている。今回は,そのうちの宇久島へ1泊2日で訪問した。長崎大学側からは代表者の原田先生と私が訪問した。
五島列島最北端で人口は3000人ほどであるが,佐世保市に属する。長崎市から訪問するにはあまりに遠かった。佐世保までバスで1時間半。そこからフェリーにて2時間40分。
宇久には,小学校が2つ,中学校,高等学校がそれぞれ一つずつあり,平成17年から一貫教育を構想し始めている。例えば高等学校の数学の先生が,中学校へ行き,習熟度別の指導が行われていたりとか,小学校付きの英語の先生が中学校や高等学校に行ったりしている。また,海岸清掃,歓迎遠足など,合同でやっている行事も多い。
2日間で,すべての学校を訪問し,学校の生の情報に触れたよい機会であった。児童・生徒はとても素直で(ほかと比較しても)熱心に勉強していたように思う。また,地区の推進協議会にも参加した。
当初の申請にのっとった評価となるので,困難を極めるが,いい事業になればよいなと思う。
帰りは波が高く,欠航かも・・・という話があったが,小値賀を経由するはずの船が直接佐世保行になったので,かえって早かった。しかし,揺れすぎ。降りてからも自分が揺れていた。
晴れていたら海がきれいだったと思う。道中でキジを見たり,牛を飼っているところがあったりして,自然豊かなところだと思った。貴重な経験であった。
明日の都合のため,佐世保泊。