研究会の進め方&昔の放送教育

第56回九州地方放送教育研究大会に講師として呼ばれ,福岡市立大原小学校へ行ってきた。校長先生は放送教育やメディア活用にとても理解のある先生だった。授業公開は3クラス。2年生では「ことばあ」を利用したコミュニケーション能力の育成,3年生は「えいごリアン」を利用した英会話,6年生は「ふしぎ情報局」の動画を利用した消化のしくみ。いずれも番組(映像)活用の意図がはっきりとしていた。
終了後は体育館にて,3名の先生と公開的に話を進めた。はじめは75分の講演を依頼されていたが,せっかくの授業についてその裏話を少し公開できればと思った。私から話を振りつつ,自分からも講評を加えた。このスタイルは好評であったようだ。
その後,30分の講演を行った。旧来のメディアミックスの話をしながら,最近のICT活用,デジタル教材の話をした。この日に向けてもう一度「みどりの地球」や「祇園祭」などの過去のメディアミックスの事例に目を通していたが,このICT時代だからこそ,こうした組み合わせの妙をもっと生かしていくべきであると思うし,研究の一つの視点になると思う。講演自体は合格点を与えてよいが,5分オーバーはいただけないなあ。
場所を移動して実施された懇親会にて,堀田先生@園田学園と同席した。相変わらずの爆笑王だ。おそらくまた面白いダジャレを書いてくれるに違いない。中国ブロック大会からやってきた横田さんから長崎の先生方をご紹介いただいた。
この九州大会は来年度は熊本,再来年度は長崎に場所が決定している。来年は長崎ではNHK教え方教室も開かれるだろう。こうした活動を通して地域との連携をつけていきたし,研究のタネになるようにもしたい。