実務家教員の授業

教職大学院が開始されたことによって、県と掛け持ちをする実務家教員の先生方が、この大学にも複数名勤務されている。先日、このうちのおひとりの先生の授業を少し参観させていく機会があった。
オリエンテーション、ということで学校現場で行うようなエンカウンタの授業を取り入れ、参加者間のコミュニケーションを活性化させていた。小学校現場のベテランの先生であるが、やはり自分とはやり方が違い、とても工夫されていた。受講者も熱心に取り組んでいたように見えた。とても参考となる授業であったし、この先生が突然訪問した私を快く受け入れてくれたもの感激した(実は私は入りたかったのであるが、突然の訪問はさけて研究室にいたところ、別の先生が訪問をされたようだったので、自分も思い切って入ったのであった。)
学部のFDでもし授業改善をうたうのなら、このような実務家の先生から学ぶことは大だと思うので、取り入れてみても面白いかなと思う。
ところで私は議論などは重視したいが、非実務家教員として、理論等に習熟するアプローチにこだわっていきたいと思う。ちゃんと知識を身につけるため、基本用語をプレゼンテーションさせたり、論文も読み込んでもらう。もちろん、実践について議論もしてもらうけれど。これもまたトレーニングだと思っている。