研究のスタンスをかえたい

授業も終わり,学会などの提出物も出し,学生の卒論の添削などやらなければいけないことはまだまだあるが,ようやくひと段落むかえているところ。本来ならば,この時期に研究に手をつけなければならないところだと思う。しかし,ちょっと時間があってもなかなか・・・というのが現状。1年を通してこのような日はそうそうないものだから,前はどこまでやったっけ・・・と逆戻り。普段から頭では考えているつもりだけれど,どうしようもないなあ。
自分の提出した原稿が査読を通ったり,学会での発表に結びついたり,長崎に来てから量的に成果は出てきていると思う。しかしながら,質的な面となると,どうだろう。結局いきあたりばったりになっているのは前から変わっていないのではないか,と最近思うようになった。
少し研究のスタンスを変えたいと思う。たとえば,今までやってきているものでいえば,現場との協同がある分,その状況に左右されることも少なくない。成果として実を結ばないことすらある。それを打開するために,あまりはやりではないのかもしれないけれど,基礎的研究をコツコツ積み重ねていくのも必要かなと思っている。