プレイフル・シンキング

プレイフル・シンキング

プレイフル・シンキング

プレイフルというのは著者いわく,「物事に対してワクワクドキドキする心の状態」のことを言うそうだ。この視点から著者は仕事との付き合い方について,いくつかの提案を行っている。「学びとはロックンロールなのだから」って,教育工学の分野では上田先生しか言えないと思う(笑)
この本がすごいと思うのは,興味深いワークショップがいろいろと掲載されているけれども,自身が芯に持つ理論(ドェエックの動機づけがベースとなっている)をキチンとしていること,そしてそれを知らない人にもわかりやすく解説している点だと思う。研究者が著書を書くときにしなければいけない当たり前のことをやりながら,新しい事例の提案をしているし,メッセージ性もある。書き方なども非常に勉強になった。
前向きになれる。元気の出ないときにまた読んでみたい。あまり元気のない時は体験したくないけれど(笑)