FDサマーワークショップ

「授業づくりに役立つ形成的評価の使い方」というタイトルで,学内FDの講師として登壇した。2日前に登壇された杉原さん@山形大の資料を拝見し,さすがやなーと思いながら(まさにショーでも見ているかのようなスピーチだったとか)。
基本はインストラクショナルデザインに基づく授業づくりと改善のための評価方法について,実際に受講者の授業を想定しながら行った。形成的な評価はコースと単体授業と入れ子の関係にあると思うので,その説明がなかなか難しいが,受講者の方が的確な質問をしてくださったので,キチンと進めることができた。ところどころは受講生の方に書いたことを説明してもらったのだけれど,あとになればなるほど,自身の授業設計の前提を説明しなければいけなくなるので,そのへんがちょっと辛かった。2時間,充実した時間を過ごすことができた。
FDにかかわる経験は実際に大学現場に身を置いていてもほとんどないのであるが,たまにはよい機会だと思う。
一般の大学教員として,FDに何を求めているか,と終了後に少し話になった。僕の個人的な意見としては,「他の先生がもっとどういうことをしているのか知りたい」。それは,授業の方法ひとつをとってもそうだし,研究の取り組み方としても同じことが言える。普通のフランクな会話がとても自分にとっては勉強になる。
最近は毎日忙しすぎである。他の先生とのコミュニケーションが減ってきているなあということを改めて考えさせられた。
復帰したばかりなので,終了後も仕事山積み。免許更新の評価,実習テキストの調整など。その後学会発表の準備。