明確な助言となるように心がける(大学院クロスセッション)

私の所属する大学院の学校運営・授業実践開発コースにおいては,月に1度,コースの院生,教員が全員集まり,発表をもとに討議する時間を用意している。本日はその会が開かれ,4名の院生が発表した。数回行うことにより,質疑も活発化し,充実してきたのではないかと思う。
いろいろな質問や意見が出るのはよいことであるが,その発言がやはり複雑すぎると,発表者は結局聞いただけで,次につながらない。これでは,言ったほうも時間がもったない。
今日は意見の意味が主観的に解釈しにくかったり,どのように改善に結び付けていけばよいか分からないものについては,その意味を聞いたり,自分なりの解釈を加えて発表者に「〜するとよいのではないか」ということを伝えた(外れていたのもあったけれど)。また,ある際は発言者の意見を広げる形で発表者の案につながるようにコメントを述べてもらうようにした。もちろん,相手が教授であろうと院生であろうとわけ隔てなく。
少しやりすぎてしまったと反省しているが,そろそろやっていることに対して質的な向上も求めていかねばなるまい。また,意見したりするほうも相手の状況を見て述べるべきであると思う。それで,本当に彼らの実習や報告がよくなるのかもある程度吟味する必要があろう。