デジタル・コンテンツを用いた授業に関する研究

この頃,様々な形でICTを活用した授業を対象とする研究にかかわっている。結局,そうした授業をどう体系づけたり,どのように評価をしたり,とか言うのが私の役割である。本日も,遅れていたある仕事に手をつけた。
その際にひとつの論文を参考にしたのであるが,よくよく考えてみると,何らかのタイミングでこの冊子を手に取ることが多いことに気がついた。亀井先生@現・椙山女学園大学の表記の博士論文である。小学校6年生・社会科の授業での動画クリップを利用した実践を対象にしているのだけれども,その調査方法というのが実に多岐にわたっている。授業のコミュニケーション分析を利用したかと思えば,児童・生徒のクリップ視聴行動もあり,授業案の質的分析を通して,提示パターンも検討している。クリップの提示方法やねらい,その評価に対する数量化?類の試みも興味深い。質的,量的な研究のアプローチが充実している。今日はそれに目を通し,またひとつ勉強になった。今後の研究にも役立ちそうだ。
このように,素晴らしい同級生(決して同年齢ではない)から学べることが多くあることを思うと,とてもうれしくなった。