ARCSモデルに関するワークショップ

うちの大学では,毎年FD・SDセミナーと題し,いくつかの講座が開かれている。2年ほど講師も行ったが,今回は受講生として参加した。
ケラー教授(フロリダ州立大学名誉教授)の開発したARCSモデルという動機付けモデルを授業の中にどう盛り込んでいくかというものであった。講師は我が国のインストラクショナルデザインの第一人者,鈴木克明教授(熊本大学)。1週間前に会ったような気もするけれど(^_^;)
ワークショップは,普段の授業上の悩みをARCSに基づいて分類してみたり,ある先生の授業改善について,ARCSモデルのデザインのための簡略版を利用して,議論をしたりした。もちろん,本は読んでいるのだけれども実際にそれを活用し,体験してみるいい機会になった。自分の授業はあまり動機付けについて考えていないよなあ。。。
なお,本ワークショップの基盤となる本は以下の本である。
忘れていたが,私が書いた本書の書評が「教育メディア研究」に掲載されている。改めて読み返してみたが,短いながら昨日の話にもあったようなポイントがおさえられているようにおもう。
寺嶋浩介(2010) 書評:J.M.ケラー著 鈴木克明監訳『学習意欲をデザインするーARCSモデルによるインストラクショナルデザインー』 教育メディア研究17(1) pp.57-58.(2010年9月31日)

学習意欲をデザインする: ARCSモデルによるインストラクショナルデザイン

学習意欲をデザインする: ARCSモデルによるインストラクショナルデザイン