関門海峡を越えよう

昨日の日記にもあるように,現在うちでは教員採用試験に向けての追い込みでみんながんばっているようだ。今月には合宿もある。かといって,採用率が高くなっているかといえば,頭打ちの状態である。理由は簡単。採用予定者が増えないから。倍率がすごく高い。
しかしこれは長崎とその周辺に限ってのことなんだよね。大阪なんかは今大量採用ですよ。小学校では3,4倍じゃないかなあ。
うちの大学の学生は,長崎かその周辺しか受験しない子が多いそうだ。本人の希望でもあるし,親の希望でもあるようだ。あのね,ご両親,そんなので自身のお子さんの進路を狭くするのはやめませんか?学生の皆さんも親の言うことなんか聞くなよ。自分のこと考えようよ。本当に教師になりたいんだったら,別に長崎じゃなくてもいいんではないかと思います。
別のところへ行くということは,もう1つ愛着の持てる土地ができるって言うことなんです。倍の幸せや楽しみを得ることができるんです。これは全く知らない土地に移ってきた僕が言うんだから間違いない。いつだって帰れるんだから,求められるところへいけばいい。何年かやってみて,長崎に戻るかどうかを考えればいいんじゃないのかな。
この間の会議で「関門海峡をなかなかこえない」と言った先生がいたけど,それをいただくと「関門海峡を越えよう」。こうした学生が都市部に行くと普段の勉強量もあってか,合格率はかなり高くなるといわれているし,現実として結果も出ているようだ。