出身研究室を訪問

kostera2005-07-30

出身研究室である関西大学総合情報学部メディアミックスプロジェクトを訪問してきた。久保田先生@関西大学との打ち合わせのため。この夏,原稿の校正と執筆の話が舞い込んできた。それをどう進めるか。相変わらず,近いうちに久保田先生が海外に行かれるので,それまでに方向性だけはつけておく必要があった。ようやく大体イメージはできた。
しかし久しぶりに帰ってきてみると,わが大学とは学習環境が雲泥の差である。改めて恵まれた大学にいたことを実感した。しかも,それはモノだけではない。当日は土曜日であったが,院生が泊り込みで学会発表の検討をしたりしていた。中には住人と化しているものも数名いるという(いればよいということでもないが)。後は学部生も代わるがわる入ってきていた。就職の状況も一時よりも改善され,聞くところよいところに就職している。後輩の院生も無事就職口があったようで安心した。学部生は様々なプロジェクトの元で,様々な活動に取り組んでいる。ここで技術を身につけたり,次へのフィールドを見つけていったりするのだろう。
写真は学部3年生の学生が,2日後に行われるワールドユースミーティングに向けて,初めてのプレゼンを何と英語で練習し,先輩からアドバイスをもらっているところだ。僕はそれだけで立派だと思ったが,「紙を見ないで言いなさい」というアドバイスがあった。僕は無茶なことをいうなあ,と思ったが,数時間後の練習を経て,彼はよりすばらしいプレゼンができるようになっていた。周りの環境によってここまでできるのかと感心した
翻って自分はこのような環境から離れてしまって,本当に自己研鑽できているのか,日々ついていくのに精一杯だと言い訳をしていないか。また自分が教員の立場からうちの大学でここまで学習させるまでの学習環境を整えようとしているだろうか。こんなことを反省する日となった。いつかはこの研究室にうちの大学の学生を連れて行こうと思っている。学生の見方が大きく変わるだろうということを期待して。
しかし,この研究室の海外へ出て行く活動ぶりも相変わらずだ。シリア,ミャンマー,フィリピン,オーストラリア,ヨーロッパ方面など,この時期は世界各地へ散らばっていくようだが,感心を通り越して,半ばあきれる(^_^;)