校内研のさらにさらに先に向けて

今回もまた長い道のりをかけて箕面市立萱野東小学校を訪問した。夏休みということで今回は授業はなく,教員がほぼ全員集まっての全体カリキュラムの検討ということになった。各学年が授業公開本時に向けての年間案を発表し,それが妥当なものであるか,問題点がどのようなものであるか,問題点について抽出した。議論に先立って私からコメントを加えたのは「国語科のみのコミュニケーション能力育成をねらっているわけではないのに,各教科とのかかわりが少なすぎる」「実際にやっていることをもっと明確に表現すること」「つながりはできればどの単元のどの活動の部分で行うのかを意図すべきではないか」ということを述べた。最後の意見については「本当にそこまでする必要があるのか」「今の段階でそこまでできない」などの意見をもらった。前者についてはそこまで意図しないと,個人の先生でやっているのではないから,明確にする必要があること(もちろんそれがある程度できた部分で先生方個人の各部分における即時的な意思決定やある単元での「こだわり」が出てくるだろうが)ということを述べた。後者については,11月に開催される公開研究会にただ1回に向けた取り組みを行っているのではないのではなく,3年次のうちの2年次なのだから,私としては先のことを見据えてほしい,ということを述べた。
ここまで突っ込んで言うことができるのも,同校との付き合いが深まってきたからだ。初めていくところにはそこまで言わないだろう。僕の役割は徐々に常にワンランク上のできそうなことを提示することだと思っている。終了後,ある先生から冗談交じりに「もうちょっと褒めてやらんといかんわ」と言われてしまったが・・・(^_^;)もちろん言うまでもない前提でそこまで言ったのであるが・・・。