謝辞

4年生は卒論提出を間近に控え,遅くまで残っているようだ。今「がんばって謝辞まで書いた」という学生の話が聞こえてきた。
謝辞から書くこそ,論文だ(笑)修士論文,博士論文ともちゃんと書いたと思う。
修士のとき,副査から謝辞に赤を入れられた。謝辞やで,謝辞(笑)「指導教官の**先生にはお世話になりました」というような時。「なんでアカンかわかる?」と聞かれて,わからなかった。理由は「官」。僕が私学にいたから。
それはそうと,そのとき「君はこれから大学で生きていくんだから知っておきなさい」といわれた。そして僕は(当時からは性格が変わってしまったが国立の)大学の先生になってしまった。この人がある意味では自分の将来まで考えて高く評価してくれたのだろう,と思っている。多分僕が大学で働くことを一番初めに予想した人だ。T先生,ありがとう。