2006年度を振り返る(その1:研究)

今年度もあと1週間を切った。これを機会に今年度を振り返っておきたい。
まず研究者(?)の本分である研究から。
査読つき論文は3本。うちファーストオーサーが2本。数としては満足できるが,内容は大学教育のことや語学教育のことなど,自分の研究エッセンスは出しているものの,本筋のテーマとは言いがたい。忙しくなってきているから,主要なテーマでターゲットを絞って論文化していく必要があるだろう。
国際会議は3本。うち査読なしひとつ。ファーストオーサーもない。これはいただけない。数としては年にひとつは出していく必要があるだろう。2003年から発表を続けてきたが,国際会議からは最も離れた1年だったので,建て直し。年に1本を課したい。
査読なしの論文や報告書は5本程度(まだ未確定)。何かをやれば紀要とはいえ必ずまとめておきたい。せざるを得ないものもあるが,次の査読つき論文となるようなステップのテーマを考えて取りまとめていく必要があるだろう。
学会発表や報告は6本。自分でやった発表は1本。それは少しずつだけれどもコミュニケーション能力育成のテーマでやってきているので,評価しても良いと思うが,何とか論文化できるような発表にしないと。数は多いが藤木先生(やその院生)に負うところも大きいので,もっと積極的に体制を築いていく必要がある。その足がかりは今年作れた。
このほか,まだ成果物を出せていないが,ICTと離島の実践が三大学連携でできたこと(科研のテーマでもある),関山先生@鹿児島大との共同調査は評価できる。これは至急に成果物を出したい。そのほかにも出せるものがあるので,時間をできるだけとってまとめていけば大丈夫だ。
この数年で自分の核となるテーマを作り上げていきたい。
研究の時間がなくなりつつある今だからこそ,その力量が問われているように思う。