教育工学会での発表

9月22日から24日に行われる日本教育工学会では,連名もあわせて4本の発表に名を連ねることになっている。

太田泉・中橋雄・寺嶋浩介・中川一史(2007) 電子黒板の利活用を促すインターフェースの開発.(課題研究)

イオニアとの共同研究。ディスプレイ型の電子黒板を利用する際のインタフェースとして開発された成果が発表される。ただし,同時に行われる発表があるため,本発表に同席できない。

寺嶋 浩介・藤木 卓・森 俊雄(2007) モラルジレンマの視点を活かした情報モラル教育の可能性.(課題研究)

情報モラルのカリキュラムについて考察を加えながら,モラルジレンマ教材の可能性を提案する。当初の考え方は藤木・森の師弟コンビがベースとなっているが,(今回はカリキュラムなので議論と対象とはならないが)実践には自分オリジナルのちょっとした方法も加えた。情報モラルも少し進めていきたい仕事である。

宮内(吉田)香織・森田裕介・寺嶋 浩介(2007)教員養成課程の学生の数学恐怖症・PCアレルギーに関する意識調査.(一般研究)

今年度より加入した宮内先生の科研のプロジェクトによる発表となる。教員養成学部に入ってくる学生は基本的に文系であるため,数学やPCに苦手意識を抱いているものが多い。そういった学生に対する大学での試行的な実践を紹介している。
この夏には数度,打ち合わせが持たれることになっている。僕としては数学嫌いの立場から(苦笑),いろいろと述べていければと思う。

寺嶋 浩介・関山 徹・藤木 卓・園屋高志・森田裕介(2007) へき地・離島における教師のICT活用への意識.(一般研究)

なかなか成果を公開できていなかった調査研究について,報告する。離島やへき地の実際のICT利用やニーズについて,調査した結果をまとめたもの。科研や三大学連携事業を受けての報告となる。

自分の研究の道筋は整理する時期に来ていると思うが,ひとつの仕事が終わった時に発表していくのは重要なことである。うまく研究のサイクルが続きますように。