現場で使われるハンドブックはできるか

佐世保に行き,コミュニケーション能力育成のプロジェクトにおいて議論を行った。2年目でとりあえずの区切りとなるのだが,コミュニケーション能力育成のためのハンドブックを作ることが目的となっている。これは佐世保市の小中の教師にはすべて配布されることになっている。佐世保での事件を受けて,進んでいるプロジェクトであるから注目されているといってよいだろう。
今回はカリキュラム開発の際に,どのように体系的にスキルを育てていくか,そして冊子の構成をどのようにすれば,少しでも読んでもらえるかを議論した。いい意味で様々な意見が出てきたので,集約すれば効果的なものになるだろうと思う。
ただ私はもう少し先を見て,その評価であるとか,普及のための授業研究,学校研究,ワークショップなどを考えていく必要があると思っているし,その時々に随時提案したいと思う。そういう一歩引いた立場から提言できるのが私の仕事ではないかなと思っているからだ。