教育工学

本日のゼミでのひとコマ。ある学生が電子黒板について調べていたら,「教育工学」というのに行きあたって,そのルートで調べるのをやめたそうだ。おそらく電子黒板の機能のことが書かれており,教授法など自分の調べていることとは違うのではないかと予想したからだそうだ。
オイ,「教育工学」ってのは君の先生の専門分野です。まあ言ったことないけれど。
大学では僕は学生には「情報教育」とか「教育方法」とかいう言葉を使っている。学部の他の先生には「情報の先生=コンピュータの先生」だと思われている。「教育方法・技術論」を担当しても,中学校技術科に関するものだと思っている人も少なくない。なかなか理解が得られないなあ。
実はEducational Technologyが略され,「教育工学」という言葉になっているが,この言葉もよかったのかどうか・・・という議論さえある(僕はよい面も悪い面もあったと思うが。)
まだ歴史の浅い学問だ。定着には時間がかかるのだろうなと思った。教育工学を前面に出す機関がもっとあってもよいと思う。今のところ,東工大と阪大(こちらは教育システム工学だったかな)くらい?