支援がなくなっても継続を(新教育システム開発プログラム)

長崎大学教育学部が評価の委託を受けている離島地区小中高一貫教育に関する会議が実施された。これは長崎県教育委員会文部科学省から「新教育システム開発プログラム」の指定を受け,宇久・小値賀・奈留の3島で特区申請を受けて行われている小中高一貫教育の実践と評価にかかわるものである。私は学部の代表として参加した。
本日,私からは1年目の評価結果を報告し,いくつか次の視点となるようなことも述べた。また,いくつかの意見交換も行われた。なかなか評価は難しいけれど,それでも着実に進展している。また,各校の取り組みも積極的である。ただ,かなり多くの仕事が動いているので,それらを精査することは重要だと思う。
ところで,これは文部科学省から補助金をもらって2年計画で進めるプログラムであったが,いろんな事情もあったのだろうか,2年目は支援が打ち切られることが決定してしまった。だからといってやめるわけにはいかないので,来年度の継続の方向性も話し合われた。しかも,それだけではなく各種調査も2年で終わることのないように配慮していく方針も打ち出された。長崎県教育委員会が真剣に実施していこうとする姿勢が垣間見えた。私も微力ではあるけれども,貢献できればと思う。
なお,来年度は長崎大側で行っている三大学連携事業との接点を持つことも検討されており,その方向に向かうことにもなる可能性があるので,学部教員も協力できる点で加わっていただけるとさらに充実したものになるし,お互いに良い形が見いだせるのではないかと思う。