キーコンピテンシー

キー・コンピテンシー

キー・コンピテンシー

経済協力開発機構OECD)がこれからの時代に求められるコンピテンシー(個人の人生にわたる根源的な学習の力)にはどのようなものがあるかについて,整理したものをこれまでの経過および将来を含めて論じている本。新学習指導要領は「生きる力」の理念の継承がひとつのポイントであるが,このキーコンピテンシーとのかかわりが述べられていることもあり,特に注目されている本だ(でも値段が高い!)。
このように整理されていると,説明はしやすい。しかし,ここでの能力を育てるとなると・・・なかなか難しい。学校教育においては総合的な学習の時間が可能性があるが,現在ある程度固定化してきているところもあり,下火である。現実の厳しさ(そこまで育てられる状況にない)というのもわかるけれど,ここでふれられているコンピテンシーにも着目されればなあ,と思った。
キーコンピテンシーの3つのカテゴリーは「相互作用的に道具を用いる」「異質な集団で交流する」「自律的に活動する」であるが,僕には「自律性」がかなり足りないかなあ・・・。