奮闘する若手教師(附属中公開研究会)

附属中学校で公開研究会に参加した。これまで文科省の研究開発学校の指定を数度受けてきたところである。今回の公開は教科学習のみであった。私は教科指導についてはさすがに専門外なので,行くのはやめておこうと思っていたのだが,技術の授業では情報モラルが取り扱われ,指導助言者も藤木先生ということでうかがうことにした。
技術担当の先生では本校ではひとり,とても熱心にされる先生だ。メール上でのモラルやマナーについて教える授業であったが,メリットの指導から入り,教材「ネット社会の歩き方」を用いての説明,体験,技術的な説明も行っておられ,情報モラルに重要な要素を巧みに取り入れていた。一緒に授業参観をしていた卒業生(今は中学校の先生)は,「1時間の授業にとてもあそこまで準備をすることができません」と舌を巻いていた。
事後検討会では,技術のものだけに黙っているはずだったのであるが,予想通り藤木先生のご指名を受け,技術としての情報モラル教育やリアリティの形成について述べた。
実はこの先生,僕よりもお若い。しかも附属の先生ともなると,実践や提案する内容もすごく問われることになろうかと思う。相当なプレッシャーで今日の日をむかえられたに違いない。このような先生を学部としてサポートできればよいなと思った。
余談であるが,今日の授業はパソコンのある部屋で開かれた。今までにも数度足を運んだことがあるが,教室の名前を初めて知った。

いかにも教育工学的な名前。このような名前がどうしてついていったのかとても興味あるところである。