貴重な本をもらいに行く

大学の図書館では本をため続けているので,定期的に古いものを整理していかなければパンクをしてしまう。ゆえに年に何度か,MLにて重複図書贈与のお知らせが来る。いつも目を通しているのだけれど,迷ったぐらいであれば僕も本を持っていても仕方がないので,取りに行かないようにしていた。
本日メールを受け取ったところ,教育学関係の著書が中心だったので,特に念入りに目を通した。そこに「水越敏行」(自分の先生)とあったので,これは受け取りに行かざるを得んだろうと思い図書館に赴き,ゲットしてきた。
タイトルは「発見学習入門」。現在では絶版となっている1970年の図書である。これは博士論文「発見学習の研究」の基盤になっていると思われる。こちらのほうはコピーを持っているのだけれど,前者は持っていなかった。自分にとって貴重な本となったので,勉強させていただきたいと思う。
また,他にもいくつかの本を手に入れた。広岡亮蔵(水越先生の先生)「学習形態論」,あとすべて著者名タイトルをあげないが,波多野完治ピアジェに関するもの,バンデューラの訳書,仮説実験授業,昔の小集団学習に関するものなど(残念ながらブルームの本が先に出てしまっていた)。
読むべき本はいっぱいある。これもまたこの仕事には欠かせない仕事に近いものだろうと僕は思っている。
ちなみに,これはもらったわけではないが,学部で所蔵していたもので,図書館に返却をせずに,あとをひきつぎ研究室にて保管しているものもある(これは許可制である)。これにも水越先生の本もあるし,ガニエ,ブリッグスの「カリキュラムと授業の構成」などがある。