よい説明とは何か
よい説明とは何か―認知主義の説明研究から社会的構成主義を経て
- 作者: 比留間太白
- 出版社/メーカー: 関西大学出版部
- 発売日: 2002/03
- メディア: 単行本
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前半はとても勉強になる。少なくとも私の考えで行けば,自分は旧来からの認知主義アプローチによりこの「説明」という行為を考えていることになる。著者はそれらを乗り越える視点を後半では提案しているわけであるが,エスノメソドロジーが出てきた中盤あたりから内容が格段に難しくなってくる。普段は何にも感じないが,いわゆる教育現場での実践と研究のかい離のようなものがあるのではないか,と個人的には感じた。