働くひとのためのキャリア・デザイン

働くひとのためのキャリア・デザイン (PHP新書)

働くひとのためのキャリア・デザイン (PHP新書)

先日読んだ著者の本が非常に面白かったので,もう1冊読むことにした。本書は,仕事をどう考え,自分でどのように向き合っていくかについて,理論的枠組みやとっかかりを与えてくれる本である。主要な主張は「節目の時は,意識を強くしてキャリアをデザインする」ということである。働く,ということはほぼみんなに共通していることであるから本書というのはどのような人にもあてはまる。
本書では人のことではなく,自分のこととして読むことをすすめていたので,僕も自分に置き換えて読むことにした。自身の節目を考えてみると,京都外大から長崎大学にきたときがまずそれにあたると思う。そして,長崎である程度仕事も慣れてきて,中での振る舞いも変わってきている。ただ,意識してデザインしてきたかというとそうじゃなかったな,と思う。流れてくるようにひたすらやってきたような気がする。
ただ最近は自分で「働くこと」というのがどういうことか,今後どうしていくかを考えていたときではあったので,今の自分にマッチする本だとは思った。
今の僕は「節目」をむかえているのだろうか?それが節目かどうかを判断するのがまず難しいなあと思った。
この本を今手に取ったのも,偶然のような偶然でないような。
この業界も4月には多くの人が異動を迎えるわけだから,少し意識をしてしまう。