全国学力テスト

全国学力テスト―その功罪を問う (岩波ブックレット)

全国学力テスト―その功罪を問う (岩波ブックレット)

2007年から実施されている全国学力テストについて,その経緯をかつて実施されていた時代から振り返り,著者自身の海外での経験や国内での研究も踏まえてその意義や課題などについて体系的に整理した本。
岩波ブックレットによる1冊で,薄く,非常に読みやすい。今回だけではなく,過去のテストにも触れられているので,とても参考になる。最終章では,このテストの意義について整理し,それらに対する著者の意見が記されているが,ひとつひとつ納得して読むことができた。
やはりちゃんとデータなどについてきちんと考え,表現できるようなことを自分もしなければと感じさせられた。