ICTを活用した授業に関する研究会

SPSSと名付けられたICTを活用した授業に関する研究会が東京のカシオ計算機で開かれ,参加をしてきた。実践者には実物投影機,プロジェクタ,デジタルカメラが貸与され,その中で学力向上に資する授業を行い,それを分析するというもの。学校の先生方の発表は示唆に富んでおり,ひとつの授業においても活動の一つ一つに配慮しながら取り組んでいる様子がよくわかった。結局のところ,ICTを活用はしているのだけれど,授業をいかに充実させるか,という極めて基本的なことを考えるのにつながるというのがよくわかる。逆にいえば,この視点を欠いたものは,他の先生には支持されないのだと思う。
今回の研究会にていったん終了したけれど,研究としての成果は,秋の学会で2本ほど関連発表があっただけである。これから詰める形になっていくが,いろんな実践が集まっているだけに,なかなか大変そうである。頑張ろう。