やっぱり英語をしゃべりたい!

本書は30代から本格的に英語にチャレンジをした筆者のエッセイである。「どうしたら英語がしゃべれるようになるか」という日本人の永遠のテーマについて,筆者の体験をわかりやすく語ってくれている。(ある程度できていたと思うのだけれど,)一から文法を勉強しなおし,それをベースとして話せるように成長していくさまが描かれている。
筆者の英語が流暢なのすら知らなかったけれど,英語よりもまずものすごく行動力がある人だったということに興味をもった。それも話せるようになるための要素なのだろうと思う。その一方,内容面,語学の上達の方法については極めてオーソドックスなものであり,参考になるのではないかと思う。あたりまえだが,説得力がある。話すなら話す用の勉強,聞くには聞くための勉強があることを改めて実感した。よくよく考えてみると,自分は前者の勉強をほとんどやっていない。そりゃ,話せないよなあとおもった。