注意すべき時は注意を

最近は大学院関係で学級経営などについて話すことが多いためなのか,自身の授業等での指導が厳しくなってきているように思う。
昨日の授業では,机の上にかばんをおき,そのまま受講している学生が多かった(その前に移動があったこともあるのだが)ので,それについて注意した。また,授業でビデオを見せる際にメモを配布した資料の裏紙にとっていた学生にはキチンと次回からノートを準備するように伝えた。もちろん,彼らが教員養成課程の学生で,将来的にそういうことも教師として指導するときがくるということもあわせて説明した。1回目の授業からそのようなことを伝えておくことが,授業の雰囲気も決定づけると考えたからだ。
本日は,参加観察実習という1年生対象の実習の説明会があった。ひとり寝ていた学生がいたので,説明を中断し,その学生のところまで歩き,注意した。各附属校にこれからお世話になるのに,当事者意識がないと考え,許せなかったからだ。200名超の学生はその時も含め,30分間集中してくれた。わからないことについては質問も出たので,ちゃんと聞いてくれた証拠だろう。
注意すべき時は注意し,緩やかにやる時はかなり緩やか,本人の自由にも結構任せることも多い。自分の中のポイントのようなものがあると思う。寺嶋ゼミ生はどのケタになるとダメで,何がOKなのかは理解してくれているはずである。
ところで,上記のようなことをやりながら,昔のことを思い出した。京都外大時代,村上先生の授業を後ろで半年間撮影していたのだが,ある学生の態度が極めて悪く,先生を差し置いて,授業中にその学生に詰め寄ったことがある(村上さんには後で「まあまあてらしまん」となだめられたんだっけ)。基本路線はあの頃から変わっていないなと改めて思った。今でも同じように,あるいはもっと厳しく注意していただろうと思う。