放送教育九州大会

本日,放送教育九州大会が開かれた。中学校担当部会の指導助言講師として,淵中学校に行った。この中学校,実は長崎が生んだ大スター福山雅治の出身校。放送教育はNHK学校放送番組だし,昨日のレセプションから竜馬の話題も取り上げられ,実に今話題の学校である。だからと言って人があふれかえるわけではない(あたりまえだけど)。ちょうどよい人数で,理科(月の満ち欠けに関する動画クリップの利用)と特別支援学級(コミ☆トレを利用した言葉に関する活動)の2クラスで授業が実施された。研究協議でも多くの話題が触れられ,制作側への要望も見られた。私は20分程度,中学校での放送の利用として,「とりあえず見る―教材研究」「活用シーンの理解」「利用方法の深い検討」という3点についてお話しした。
午後からは藤村先生@鳴門教育大学の記念講演。途中で「メディアミックス」という言葉も出てきた。だいぶ昔から言われてきたメッセージの重ね合わせでの授業設計の考え方であるが,午前中に私が話したことと重なるし,何よりもこの言葉が直接出てきたことがうれしかった。また,日本におけるICT活用研究で進んでいない点も明確に示され,それは私も考えていることだったので,少し研究としての先も見えたような気がした。講演としても,見せ方,話し方,どれも90分間飽きさせない内容で,講演としてもとても勉強になった。最近,講演のお話を頂きながら,自分の修行の足りなさのためうまくできない自分にイライラしているのだけれど,よいモデルを見ることができた。
終了後,田中健太郎先生@南島原とともに大学に戻り,卒論のインタビューにご協力いただいた。お忙しい中,本当にありがたい。学生も勉強になったようだ。