ICT活用の実践研究を進める中学校

本日は学祭の日。自分には関係ないので,もちろん行かなかったけど。今日は諫早市立飯盛中学校の校内研を訪問した。同校はこれから3年計画でICT活用の実践研究を進める学校で,今回教育実践総合センターの教育支援訪問システムにより,僕が行くことになった。これまでは長崎県教育センターが入り,継続的に研修を行ってきていて,本日も教科専門とICT活用に関して,2名の指導主事の先生方が来校されていた。今日の僕は見学的な役割。
授業は美術の授業を参観した。自分の和柄を現在作っている途中なのだけれど,それを自己評価し,グループ内で伝え共有しながら,自分の今後の作品制作に生かしていこうとする授業であった。
授業は実物投影機を用いてワークシートを映しだし,指示を的確に行っていた。また,生徒も実際に映しだし,自分の作品のポイントについて発表していた。すでにICT活用が定着しており,次のステップに向けて動いているように見えた。これは今までの成果だと思う。
事後研究会では,すきなグミ(お菓子のね)選び,それぞれの味ごとに,3グループに分かれ成果と問題点を付箋紙に書き出し,その情報を共有した。僕も「マスカットグループ」として加わった。授業研究会も素晴らしい形となっていた。
その後県のセンターの先生方の出前講座(学校に赴いて実施する講座)。すでに本年度,200講座を超えるとのこと。指導主事の先生方は大変そうだ。
最後に若干のコメントを求められたので,一言話した。教科学習として特徴のあるICT活用を検討しながら,全体で共有を図り,他の教科への一般化を考えていくという中学校なりの次のステップが必要だと思ったことを述べた(あまり教科を強調しすぎないほうがよかったかも,とコメントした後で思ったけど)。本日の美術の場合,部分投影で良かったのか,検討会で投影時の色の問題などが出ていたので,それを関連付けながら実践者の先生方にうかがったり,自分の意見を述べたりした。
とにかく前向きな学校で,ICTについて長崎で話をできることにうれしさを感じた。また行くことになると思う。今度は近くの温泉を是非試したいものだ。