教育方法での「総合的な学習」

関西大学(非常勤で)、長崎大学でこれまで数年間教育方法の科目を教えてきた。
最近ではICT活用や情報教育の要素を内容としてどう取り入れるか考えるが、相変わらず総合的な学習の時間をどう授業に取り入れていくかも考えていかないといけないなと思った。
少なくともうちでは僕が入れない限りは卒業期まで勉強することがないのだそうだ(学生曰く)。
これはまずいと思う。小学校では減ったとしても割合的には週2回ある授業なのだから。
当然僕だって総合ばかりやる訳にいかないので、2時間程度である。
実際に授業を受けた学生も入ってきているが、今日のコメントを見る限りでは「記憶がない」「学活みたいなことをやっていた」などが多かった。大学院時代に総合をテーマにしてきた私にとって、本当に悲しくなった。
今年は3時間行う予定。今日はカリキュラムの総合化の話をしたり、授業のビデオを見たりなど。良さは伝わったと思う。
後2回で授業作りを試みるつもりだ。実際にうまくは行かないのだけれど、経験をしておくことが大事だと思っている。
今はどっちかというと下火のイメージが強い「総合」。しかし、今までの歴史的な経緯を見れば再びスポットがあたる日が必ず来ると信じている。そのときに僕がどうなってるか知らないけれど。