ICT活用を研究の主軸に据える中学校

グループ別協議の様子

諫早市立飯盛中学校を訪問した。お付き合いは一昨年度にさかのぼる。昨年はパナソニック教育財団の助成を受けた。今年も諫早市の研究指定は継続され,秋に発表会に取り組む予定となっている。
本日見たのは数学の授業。単元ももう終わりに近い授業であり,知識の定着をねらいとしていた。授業者である斉藤先生のICT活用はシンプルだけれど,授業のテンポをよりよいものにしていた。のちのグループ別の研究会もすでに定着している。ICT活用については評価が高かった一方,グループ学習の実施についてはいくつかの課題が見られた。
このようにICT活用を共通項としながら,実際には教科を越えた授業づくりの基本や授業改善に向けての議論がなされているというのが本校の特徴だと思う。中学校の授業研究スタイルのモデルケースとなる。もちろんそれには田中研究主任をはじめとして,多くの先生方が数年かけて実践されてきた成果である。
終了後は,10月26日の公開研究会についての打ち合わせを行った。当日は8つの公開授業とパネルディスカッションが予定されている。今日話し合った計画がうまくいけば面白いものとなるとおもう。私も登壇する予定だ。