対馬市でのワークショップ

対馬市でのワークショップに参加した。どうやらこれで5年目となるようだ。対馬市教育委員会長崎大学教育学部で連携して行っている。対象は校内の情報教育主任(ICT活用を推進する立場の先生)。藤木先生や静岡大学に異動して2年目の小清水先生が切り盛りされてなんとか毎年実施されている。
内容は,対馬市の先生の校内でのICT活用推進事例の報告の後,自校でのICT活用推進プランを作成するというものだった。私が仰せつかったのは,最後30分の話。どう普及させるかという話だった。ICT活用を前面に押し出して取り組む学校はほぼないのだから,学校の課題に応じて広げ方は異なるし,それに付随した広げ方を考えたほうがよい,というものだった。
前日の富山での講演に比べるとなんだか伝わっているのか,伝わっていないのか・・・。という感じだった。
離島の環境は複雑だ。長崎の先生は一度は離島に行くが,出身でない場合は4年間の滞在となる。入れ替わりが激しいのである。対馬だけでも20回は行っているし,その他の離島にも足を運んだりした。でもまだ僕は何もわかっていないんだろうな,と僕には何ができるのだろうかと帰り道に考えた。来年実施するとすれば,相当な軌道修正が必要だと思う。
今回は特に授業や体調のこともあり,打ち合わせにも参加できずにいた。そんな中,裏方に徹していた宮内先生に学ぶことは多い。また行き帰りでは藤本先生と先生ご自身が取り組まれているワークショップの運営のことや研究とのかかわりをうかがうことができて勉強になった(さすが若手教授)。