研究の翻訳(日本教育工学会に出席して)

9月17日から19日にかけて,首都大学東京で行われた日本教育工学会に参加した。
何回かに分けて書ければよいけれど,多分帰ってからは時間がないと思われる(涙)
自分の発表だけれど,結構聞きに来てくださって,色々と議論もできたので,今回に関してはポスター発表でよかったと思う。
中には,「うちの大学でもこの調査やるんだったら,協力します」といってくれる先生もいた。
一方,やっぱりその研究に興味を持ってくれる範囲が限られるということも再認識した。そしてそれは,教育工学会においてはあまり多い人数だとは言えないコミュニティだろう。
くしくも,今回の全体シンポでは,日本で行なっている研究を国際的な場で発表するときは,ただ文字通りの翻訳では伝わらない,という話があった。
僕の今回の発表は,まだその手前の問題で,教員養成学部の人には説明できるけれど,それ以上の説明にはまだ至っていないように思われる。日本人相手ですら,この問題の背景を伝えられていないし,興味を持ってもらうのも難しい問題となっている。なかなか悩ましい問題である。
あと,いろんな質問をいただき,逆に自分の問題意識を確認できたのはプラスだったように思う。
少しデータを付け加え,バージョンアップさせたものを次回の教育工学会の研究会で発表する予定。
この点に気をつけて説明することを考えて,原稿を書いていきたいと思う。