教育実践総合センター紀要への掲載(学部と附属の共同研究ー教育実地研究のあり方)

実は,知る人ぞ知ることなのであるが,2005年に私が採用されたのは教育実践総合センターというところで,ここでは業務のひとつとして教育実習がある。すでに教職大学院の「専任教員」なので,実践センターとのかかわりは難しい所であるが,大学に来て以来,こういうことをテーマにした学部と附属の共同研究を進めるように言われていることもあり,少しずつ進めている。今年度からは藤木先生が実践センター長を外れたこともあり,自らできることをやっている。そこでまとめた報告が以下のものとなる。

寺嶋浩介・藤木卓・松野絵里・隈部有希・森内秀学・山田英基・角家理恵子(2012)教員養成のための資質チェックリストの運用と新しい評価システムの提案『長崎大学教育学部附属教育実践総合センター紀要』11 pp.19-23.(2012年3月20日

2005年度何もなかった状態から,学生に身につけさせたい資質を附属校・園で議論し,昨年度までに修正を重ねてきた。本年度は,それを附属で運用してもらい,その成果と課題について述べた。
全国の動向を見ても外れたことはやっていないと思う。今後は,これを学部のカリキュラムどう連携をつけていくかがポイントだと思う。ついてはまず,現在試行中(本学部ではすでに必修となっているが)の教職実践演習における履修カルテとの接点を図ることにし,関連委員会ではすでに認められた。あとは学生への意識付けが必要となってくるだろう。もちろん学部の先生方にもこうした取り組みをご理解いただきたい。