母校にて講演

実は,これも知る人ぞ知る話であるが,私は国立大学の附属中学校出身である。つまり,今は学生の教育実習を業務として担当し,附属学校へ訪問をしているが,かつては教育実習生の授業を受ける附属の中学生であった。学校は奈良教育大学附属中学校で,家から1時間程度(だったっけ?)かけて毎日電車で通っていた。
この度,当時担任の先生だった谷口先生(今は主幹教諭)からICT活用についての講演依頼があった。2年ほど前に教育家庭新聞に私の名前が載ったのを読んでいて下さり,いつかこういう機会が持てたらいいね,という話だったのだが,それが本当に実現してしまった。やはり本附属校もICT活用の基盤整備や実施に課題を抱えているという。
大学生の時に1度行った記憶があるけれども,それから考えてもすでに15年は経過している。ただ私が中学生当時からずっといらっしゃる先生も結構おられる。かつて自分が学んだ先生方を前に,話をしたり,質問を受けたりするのは大変刺激的な経験であった。また,同級生が母校に帰り,先生となっているのも驚いた。当時の話で盛り上がった。
終了後は,校舎の中を見て回った。一部は変わっていたが,教室なんかは結構そのままで驚いた。所属していたテニス部は,硬式となり,女子のみになったという。少し寂しかったなあ。
夜は谷口先生と,当時一緒のクラスで,今は研究者になっているT君と食事をした。近いうちの再会を約束した。次はいつ会えるだろうか。
しかし,ネットがなければ今回の話はありえなかった。今回はこれがきっかけで,別の同級生と連絡をとることもできた。情報はコツコツと公開しておくもんだ。ひょっとしたら,誰かまたこのエントリーを読んで連絡をくれるかもしれない。
このような機会を与えてくれた,谷口先生に感謝。今後も,附中のために役立てることがあればと思う。今の自分の仕事を振り返るいい機会にもなった。