教育工学会課題研究

昨年度,長崎大学で開催をした日本教育工学会全国大会は,本年度9月に,秋田大学で開かれる。
大会企画委員として残留をしているので,本年度は以下の課題研究のコーディネータを新潟大学の後藤先生とともに務めることになっている。
本日,課題研究のプロポーザルの投稿が可能となった。プロポーザルは審査が行われる。
申し込み方法は,ここにあるので,投稿を検討していただければ幸いです。
なお,課題研究のテーマ設定は,ここにあります。
私がコーディネータを務める課題について,以下にあげるので,参考までに御覧ください。こうした研究をされている方は是非投稿を。

K-04  継続的な教師の成長を促す授業研究と学校組織

コーディネータ 後藤康志(新潟大)・寺嶋浩介(長崎大)
 我が国の授業研究は長い伝統をもち教師の力量形成を支えてきている一方,形骸化も指摘されている.その原因には,学校現場の多忙化などもあろうが,グローバル化や情報化に対応できる人材を育成できる豊かな実践的力量を備えた学び続ける教師を支える新しい授業研究や組織的取り組みが十分ではないことが挙げられよう.本セッションでは昨年に引き続き,研究マインドをもちつつ,教員同士が同僚性を発揮してエビデンスに基づきながら授業研究するアプローチについて議論したい.学び続ける教師の授業研究を支える組織的な取組,特別支援教育やICT活用など新しい教育課題に対応する授業研究や分析ツール,学校現場・研究者・行政の連携など新しい授業研究の開発及び実践,授業研究に参画する教育工学研究者の役割など,幅広い研究の応募に期待したい.