学校放送番組・ICT活用講座(室蘭市/歴史にドキリ)

標記の講座は日本放送教育協会が主催しているもので,ここ数年,毎年のように講師として呼んでいただいている。
放送番組の制作者の話が聞ける,学校放送番組を活用している教師の模擬授業を受けることができるなどに特徴があるワークショップである。北海道では,次年度室蘭市にて全道の放送視聴覚の大会が開催されるということで,今年はこの講座が実施されることになった。担当は私と宮崎の水野先生の九州コンビで。僕にとっては最多の組み合わせで,3,4度目となる。活用番組は,歴史にドキリ。中村獅童さんが登場するこの番組は,色んな所で色んな意味で話題となっている。こちらで見ることができるので,もしご覧になったことがない場合は是非一度どうぞ。
制作者による番組紹介のあと,水野先生の安定感ある授業。そして,ディスカッションしながら前半を終了。後半は,ワークショップ。水野先生が利用されたものとは他の回の番組を利用し,画用紙1枚に,その番組の内容について,1枚のイラストで表してもらうことで,番組構造について考えてもらうこと,動画クリップを含めて授業案を組み立てるワークであった。参加者にとっては,時間がなかったと思うけど,水野先生の「普段の授業づくりもあまり時間をかけられませんよね」という言葉が印象的であった。イラストワークは面白かったけど,授業づくりのやり方はもう少し精度をねらないと。利用する番組(今回は北条政子の回だった)も,実際に授業への取り上げられ方を想定し,もっと検討したほうがよいかも。なかなか課題は多い。
ところで,この日(7月30日)の室蘭の最高気温は21度。前日夜は,涼しいを通り越して夜は寒さすら感じるほどだった。終了後は札幌へ移動。最近の事故の影響でJRの本数も減り,電車はいっぱい。指定席はとれずに自由席でかろうじて座れたぐらい。