日本教育工学会終了

3日間にわたる日本教育工学会が終了した。
今回は2日目にポスターセッションで発表を行った。科研の片方の成果をまとめるべく発表をした。
どちらかというと興味をもつひとが限られる研究発表であるが,教員養成に所属する方には多くの人に聞きに来てもらえた。
2年前に行った調査を拡張したものだが,個人の授業への考えに関する調査を行っているため,その最大公約数をどこに求めて論文化するかということが重要かと思った。心して,仕上げよう。この他,この調査方法を拡張できる可能性を感じた。今後のために少し温めたい。
3日目は,授業研究のセッションにて,課題研究のコーディネータを務めた。はじめての経験で,ご一緒させていただいた新潟大学の後藤先生にお任せしてしまったが,最後にPLCの話が出てきたので,先日の研究発表などについて述べた後,まとめた。学会発表だけではなく,今後もつながりを持っていくという考えは一致したので,何かできるよう支援したい。
この他,初日は理事会,2日目は実践研究活性化委員会,3日目は打ち合わせなど会議も多かった。合間にいくつかの発表を聞いた。研究のテーマがますます広がってきている一方,ひょっとしてタコツボ化してしまうかもと思った。テーマとテーマをつなぐような研究がしたいなと思った。帰りのバスでは,京都外大の村上さんと情報交換し,何らかのヒントを得たような気がする。しかし,多くの人が来ていたけど,会えなかった人もいたのが残念。
前回以降,学会の発表そのものだけではなく,今回は大会企画委員会の幹事団見習い(?)ということで,運営や内容を気にせざるを得ない立場となった。3日間,フルで会場に滞在した。浦野先生や姫野先生が苦労をされ,本当にソツのない運営だった。私の知っている範囲の方で言えば,そのウラでは,細川先生,吉崎先生がそれを支えられていた。秋田大学のみなさんの運営でよい学会となっていた。
さらに本日まで,大会企画の幹事団の先生方が大活躍されていた。学会は発表するだけではなく,そのウラに多くの人のご尽力があり,成立していることを再確認した。自分も何か貢献できることを考えないといけない。
次年度は第30回大会。岐阜大学にて9月19日から21日に開催の予定。