保育とメディアに関する書籍をいただく

園田学園女子大学の堀田博史先生を中心とするグループの先生方から,「保育・幼児教育に携わる人の情報処理テキスト」(みるめ書房)を頂いた。この分野におけるICTの活用に関する書籍である。ただソフトウェアの操作について書かれているのではなく,それが保育の現場においてどのように活用されるかについて書かれているので,利用者は動機づけられて取り組みやすくなっている。また,想定しているICT活用も幅広く,教育番組の活用,プログラミング,絵本作り,アルバム作りなど,内容が充実している。
昨年度,幼児教育の分野において教育方法を担当した際の苦労を思い出した。このような書籍があったなら,さらに充実した内容になったに違いない。一部は小学校以降の教員養成課程の授業にも活用できそうである。これまで研究されてきたことが,わかりやすく実務的に取り上げられているので,大変参考になる。保育・幼児教育に興味がある方は,一読されたい。